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興福寺仏頭展

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上野の東京芸術大学美術館で開催されてゐる「国宝興福寺仏頭展」を観覧。

第一展示室から第三展示室まである。
第一展示室は「第1章 法相宗の教えと興福寺の絵画・書跡」。
護法善神扉絵などの絵画が多く展示されてゐた。
山本健吉が日本の絵とは魂を抜き出したものであるから、影を描かないとしてゐるが、たしかに影は描かれてゐなかった。
また、法華経などの春日版板木などの展示もある。

第二展示室は「第2章 国宝 板彫十二神将像の魅力」。
本来はどのやうに配置されてゐたかわかってゐないらしいのだが、板彫の描き方の構図から、一面に三枚づつ、四面に配置したやうである。
また、ここでは中金堂の二十分の一の模型があり、CGによる中金堂の再現ビデオの上映もされてゐた。

第三展示室は「第3章 国宝 銅造仏頭と国宝 木造十二神将立像」。
第一展示室と第二展示室を見終はると、エレベーターで上の階の第三展示室へ。
中に入ると、黒い壁で薄暗くなってをり、スポットライトで照らされた十二神将立像が配置されてゐる。この十二神将立像は力強く、迫力がものすごい。そして、スポットライトで、壁や天井に浮かび上がる影も迫力がある。この展示会場そのものが、洗練された空間となってゐる。今回は「仏頭展」と名付けられてゐるが、この十二神将立像が主となってゐるのだらう。その十二神将立像の奥に仏頭が展示されてをり、その奥にはCGで仏頭の修復再現のビデオが上映されてゐた。
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再興第九十八回 院展

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上野の東京美術館で開催されてゐる日本美術院主催の「院展」を観覧。
日本美術院は、明治31年に岡倉天心を中心に横山大観、下村観山らによって開院。一度活動休止状態となってしまったが、天心の歿後一周忌の大正3年に弟子の横山大観らが再興した。
そのやうな美術家によって設立されたので、院展にはもっと日本の古典をテーマとした作品があってほしかった。途中で講演会に行ったりしたりして、何度か会場から退出して再入場したりしたので見逃したかもしれないが、日本の古典をテーマとした作品は、古事記が1点のみ。神社が1点、仏教が数点だった。

講演会では、院展の理事長など4人のパネリストが、日本画を志したきっかけ、初入選の頃の思ひ出、思ひ深い作品2点、今年の作品についての4テーマについて、語った。志したきっかけでは、勉強が嫌ひだから大学に行かずに画塾を選んだ、父の画の評判が悪いので見返さうと思っただけ、若いころは怖いもの知らずで横山大観先生の絵を見てこれなら自分でもできるだらうと思った、そもそも志してゐない、といった具合に4人ともあまり積極的に日本画を志したわけではないやうだった。しかし、きっかけなど、実はさういふものなのかもしれない。自分はかういふ崇高な志を抱き、そのためにこのやうに努力して……といった、なんだか気取った話よりもこの方がずっと面白い。司会者も含めて全員、話はものすごく下手だったのが、それが逆に気取らない座談会となり面白くなるといふきわめて稀な例となったやうに感じた。

講演会後に会場へ戻り、講演会でどのやうな状況で描いたかという説明のあった絵を見ると、先ほどとは違った見方ができる絵もあった。
 
来年は再興百年にあたり特別展が開催され、横山大観、安田靫彦、平山郁夫などの作品もならぶといふことなので、これぞ日本美術院といふ作品が見れさうなので楽しみである。

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