スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

再興第九十八回 院展

250908.jpg

上野の東京美術館で開催されてゐる日本美術院主催の「院展」を観覧。
日本美術院は、明治31年に岡倉天心を中心に横山大観、下村観山らによって開院。一度活動休止状態となってしまったが、天心の歿後一周忌の大正3年に弟子の横山大観らが再興した。
そのやうな美術家によって設立されたので、院展にはもっと日本の古典をテーマとした作品があってほしかった。途中で講演会に行ったりしたりして、何度か会場から退出して再入場したりしたので見逃したかもしれないが、日本の古典をテーマとした作品は、古事記が1点のみ。神社が1点、仏教が数点だった。

講演会では、院展の理事長など4人のパネリストが、日本画を志したきっかけ、初入選の頃の思ひ出、思ひ深い作品2点、今年の作品についての4テーマについて、語った。志したきっかけでは、勉強が嫌ひだから大学に行かずに画塾を選んだ、父の画の評判が悪いので見返さうと思っただけ、若いころは怖いもの知らずで横山大観先生の絵を見てこれなら自分でもできるだらうと思った、そもそも志してゐない、といった具合に4人ともあまり積極的に日本画を志したわけではないやうだった。しかし、きっかけなど、実はさういふものなのかもしれない。自分はかういふ崇高な志を抱き、そのためにこのやうに努力して……といった、なんだか気取った話よりもこの方がずっと面白い。司会者も含めて全員、話はものすごく下手だったのが、それが逆に気取らない座談会となり面白くなるといふきわめて稀な例となったやうに感じた。

講演会後に会場へ戻り、講演会でどのやうな状況で描いたかという説明のあった絵を見ると、先ほどとは違った見方ができる絵もあった。
 
来年は再興百年にあたり特別展が開催され、横山大観、安田靫彦、平山郁夫などの作品もならぶといふことなので、これぞ日本美術院といふ作品が見れさうなので楽しみである。
スポンサーサイト

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 大和国原 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。